【映画 ロードハウス/孤独の街(リメイク版)をプライムビデオで堪能する】ジェイク・ギレンホールの肉体美と白熱のアクションが最高!

映画

まるで本物のUFCファイター!?ジェイク・ギレンホールの存在感とまさかの出演となったあの人物とのアクションは目が離せない!ロードハウス/孤独の街

を、今回は褒めまくっていきます。

概要

1989年のパトリック・スウェイジ主演作「ロードハウス 孤独の街」(ビデオ題「ロードハウス 誓いのカクテル」)を、ジェイク・ギレンホール主演でリメイクしたアクション映画。フロリダキーズにある美しい島「ロードハウス」で用心棒の職を得た元総合格闘技家のダルトンが、その楽園のような島でマフィアのボスと対峙することになる姿を描く。

監督は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマン、製作に「マトリックス」シリーズなど数々の大作を手がけてきたジョエル・シルバー。ジェイク・ギレンホールが主人公ダルトン役で主演を務め、「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」のダニエラ・メルヒオール、「アラジン」「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のビリー・マグヌッセン、「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」のジェシカ・ウィリアムズ、「search #サーチ2」のヨアキム・デ・アルメイダらが共演した。

あらすじ

かつてUFCのファイターだったダルトン。地下格闘技の賞金で生計を立てていたある日、フロリダキーズにあるバー「ロードハウス」のオーナーであるフランキーから、用心棒の仕事を依頼される。ダルトンは報酬を受け入れ、ロードハウスで用心棒として働くことになる――

美しい島に位置し、海が見える国道沿いに大きく構えているロードハウスは、ダルトンにとって安住の地になるはずだった。しかし、バイカーたちによる荒らし行為が続き、ダルトンは彼らと対峙することに。組織の陰謀やダルトンの運命が交錯する中、ロードハウスの存続を守るために彼は戦うことを選ぶが――

感想

元々ジェイク・ギレンホールが大好きなのですが、どこかで不意にUFCファイターとして計量している動画を観て困惑しましたが、この映画の予告だったわけなんですよね。

それくらい作り込まれた肉体と自然な演技で新たなジェイク・ギレンホールを堪能することができましたよ。

様々なキャラを演じるジェイク・ギレンホールですが、どのキャラもどこか底が見えない眼差しがいいんですよね。今回もそういう部分でも、ある闇を抱えた今作の主人公ダルトンにバッチリハマっていましたね。

そんなダルトンを中心に物語はとてもシンプルでした。街のため、島のため、自分のために戦うことを選びながらも相手の非道なやり方に逃げようともしてしまうことになりますが、親身にしてくれた家族に被害が及ぶことによって再度戦うことを決意する、と言う王道的だったのでかなり観やすい作品でした。

冒頭シーンではナイフに怖れず、刺されても抵抗もしなかったり、後半に逃げようとした理由も、ダルトンの感情が大きく関係していて、フィクションではかっこいいと思っても実際にそうであれば自分を恐れてしまうのも無理はない中、親身にしてくれた家族が被害に及ぶことによってそれを解放し再度戦うのを決意するダルトンがとにかくかっこいいですよ。

そういったダルトンの気持ちの変化もジェイク・ギレンホールの演技によって深みのあるものになっています。

また冒頭の地下ファイトシーンではポスト・マローンがファイターのカーターとして出ていたり、後半にはまさかのコナー・マクレガーもノックスとして登場と豪華な出演陣も見物です。

そしてそんなノックスことマクレガーとの肉弾戦を筆頭に大迫力のアクションが最高なのですが、やはり注目はジェイク・ギレンホールの本物のUFCファイターさながらのファイトですね。特にUFCファイターのマクレガーとのアクションは、カメラワークも相まって試合さながらの攻防戦が最高でしたね。

常に闇と戦いながら安住の地を求めるダルトンの人生をもう少し見たいなと思える結末でしたので、続編希望です!笑

褒めポイント

  • 分かりやすい物語とテンポの良さ
  • 迫力のアクション
  • 個性的なキャラクターたち
  • ノックス(コナー・マクレガー)の破天荒さ
  • ダルトンの闇

分かりやすい物語とテンポの良さ

物語はかなり分かりやすく、簡単に言えば、ある闇を抱えたダルトンが用心棒として行き着く先で問題を抱えた人々を助ける話ですね。かなり簡潔にしましたが本当にこれなので笑

もちろんその中でダルトンの闇のことや島でのやりとり、今回の敵となるマフィアとの戦いなどぎっしり詰まっていますがテンポも良く通して観やすい作品だと思います。

迫力のアクション

元UFCファイターのダルトンと言うことで、基本的に肉弾戦のアクションはリアルで見ごたえがあります。肉弾戦はもちろんですが海上のアクションシーンも大迫力の内容となっていて、そうでないシーンとの静動のメリハリが素晴らしいです。

個性的なキャラクターたち

良作には豊富なキャラクターたちがいるのは決まっていますよね。

今作もいいキャラばかりなのでご紹介します。

ダルトン(ジェイク・ギレンホール):今作の主人公です。ある事件をきっかけにUFCから去ることとなりますが、それには抱えたある闇が関係していました。そんな闇を抱えているからか普段は冷静沈着で、感情はあまり出しません。冷静に相手をぶちのめすのがかっこいいんですよ。用心棒として雇われたロードハウスで闇との向き合い方を考えることとなります。


エリー(ダニエラ・メルシオール):今作のヒロインです。ダルトンが病院に行った際に出会い、ダルトンに好意を持ちますが、今作はあまりそういう絡みはなくダルトンがマフィアと衝突する理由のひとつとなります。


フランキー(ジェシカ・ウィリアムズ):島を救ってくれる強者を求め地下ファイトに出向き、そこでダルトンと出会います。そしてダルトンを用心棒として雇い、居場所を与えてくれるキーパーソンです。


ローラ(B・K・キャノン):ロードハウスで働く陽気な女性です。陽気な性格でダルトンのことを気にかけてくれたり手助けしてくれます。


ベン・ブラント(ビリー・マグヌッセン):今作のボス的立ち位置のマフィアのボスです。せっかちで親への劣等感から成功を納めたい一心で行動していますがフランキーたちにも少し舐められ、ノックスには振り回されとどこか憎めないキャラです。


モー(アルトゥーロ・カストロ):マフィアの手下の一人です。島でダルトンにちょっかいを出し徹底的にやられてしまいますが、ベンにも逆らえずと板挟みになるかわいそうな立ち位置です。


ノックス(コナー・マクレガー):ベンの親から頼まれ、ベンのことを手助けする出所したばかりのマフィアです。とにかく破天荒で筋肉隆々の体つきと無尽蔵の体力でダルトンを追い詰めます。


チャーリー(ハンナ・レイニア):ダルトンのキーとなる存在です。ダルトンが初めて島に着いた時に案内をしてくれたいい子です。あることをきっかけに襲撃されてしまいますがその事がきっかけでダルトンは戦うことを決意します。

ノックス(コナー・マクレガー)の破天荒さ

主人公よりも思わず紹介したくなる登場人物がいます。それがダルトン最大のライバルとして登場するノックス。初っぱなの裸での登場シーンはターミネーターのオマージュかと思ってしまうくらいのインパクトで、そのまま最後まで印象に残るキャラクターです。とにかく体つきが良すぎてこんなのが迫ってきたら恐怖しか感じません笑

基本的にどのアクションシーンも、いやいや普通は生き残れないでしょと思うようなシーンでも平気で行ってしまっているのはコナー・マクレガーが演じているのもあってか、なんの違和感も感じませんでした笑

このキャラがいたことで作品の良さが増したのは間違いないですね。

ダルトンの闇

主人公でもあるダルトンの闇は感情が昂ると手がつけられなくなってしまうことなのですが、これにより試合中の不慮の事故を招いてしまい、結果的に格闘技から引退せざるを得なくなりました。この闇がダルトンのキャラクター性を際立たせています。基本的には冷静沈着に対処する中、あることがきっかけでこの闇を解放し、戦いに向かう様はどこか漫画のキャラクターのようなかっこいい一面もあれば、実際にはその葛藤と戦い、逃げることも厭わないある意味弱い一面もあるという部分で魅力的なキャラクターとして成り立っています。

辛口残念ポイント

内容も分かりやすくテンポもいい作品ですが、各キャラクターの深堀りはされませんでした。特にダルトンは主人公であり、且つキャラクター性もあったので、闇を抱えた経緯や理由など、もう少し描かれても良かったのかなと思いました。

また、ダルトンのアクションも正直強すぎて一瞬で倒してしまうので、もう少しあって欲しかったですね。ノックスとのアクションも比較的武器を使うことも多かったので拳での肉弾戦をガッツリして欲しかったところです。もちろん十分行われていて見ごたえも申し分ないのですが、格闘技好きの血が騒ぎきらないと言う個人的な理由ですね笑

最後に

ジェイク・ギレンホールが好きと言う理由だけで観始めた映画でしたが結果的には大満足でした。

アクション映画としてもヒューマンドラマとしてもジェイク・ギレンホール堪能映画としてもお勧めの1作ですよ!

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